塩と私たちの体のかかわり 森口製あん 兵庫県たつの市

「塩」について

「”細胞は、常に一定の塩分を含んだ水に浸されていなければ生きてゆけない”という宿命を背負っているのです。」


 私たちは、毎日たくさんの食材を食べていますが、ほとんどの料理に塩が使われています。食品の数は多いが塩気のない食品はほとんどないといってもよいほどです。

 私たちの体にとって塩気が絶対に必要なものであるという理由には、私たちの体が塩類を基礎として正常な生命活動がスムーズに営めるようになっているからです。

 私たちの体液や血液には、塩分が含まれています。私達人間の祖先である原始生命が海から生まれ、そしてそこで育まれてきました。

 細胞が生命活動を行う際には、必要な浸透圧が一定に保たれていることが必要な条件で、その適度な浸透圧を維持するために、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、などと共に塩分(ナトリウム)が一定の濃度で含まれていなければなりません。

2140641.jpg

例えば、ナトリウムが以上に増えたとします。

 そのナトリウムが体内に水分を引きつけるように働くので、体内の水はだぶつき気味となります。反対に、ナトリウムが減少したとすると、水分の排泄は促されます。このように、ナトリウムの増減によって、体の中の水分は増減するのです。もちろん、このような水分の移動はナトリウムの作用だけによるものではありません。ナトリウムと共に体の中で水分の働きに重要な役割を果たしているのがカリウムです。ナトリウム-カリウムのバランスが取れていることが、脱水や浮腫をおこさず、正常な生命活動を行うための条件となるのです。

 このように、塩は生命維持に必要であるといえるのです。